屋久島の風景と流木アート、流木オブジェが織り成す幻想世界へようこそ
 

 

 
 2010年06月13日撮影
流木アート、三度目のポーズ
始めて撮影したのが11年前、二度目が3年前、そして今回。
今回で最後にしたいと思っていたら、又どっかに連れて行ってもらいたい表情を
しているので迷っている。
同じ屋根の下で暮らし11年になるがいつも狭い所でホッタラカシにしている。
飛行機に乗って遠くに連れて行くわけでもなく、屋久島の森に弁当とカメラを
持っていけば何とかなる。
そのうち、又連れて行くか? 

 

 

 

 
 今、屋久島は観光シーズン
新作流木オブジェを作ってみたが山は人でいっぱい、写真は撮れないので自宅付近で撮ってみた
そのうち森に連れて行くから待ってろよ!
流木オブジェ

流木オブジェ

流木オブジェ

流木アート

流木アート

 

 

 

 

 

⑱ 2010年06月14日撮影
流木オブジェ、龍の背中に乗って
この百年で人間の人口が三倍に増えたそうだ
人類未踏の地も無くなり我々の棲家もめっきり減ってしまった
空に出るか、海に入るか、地下に潜るか迷っている
でも、空は飛行機、ロケットも飛んでいる、海は船や潜水艦で危ない、
地下は土壌汚染が進んでいるし何所も危険だよ

もうすぐこの森は霧深くなり、風が舞う、雷鳴と稲妻の合図でこの樹木は龍に変身をする
龍の背中に乗って行き場所を探しに行こう

 

 

 

 

 

  2010年06月03日撮影
流木オブジェ、よい返事を待ってるぞ

わしは、季節の移ろいを何千年も見続けてきた
しかしここ百年、人間の文明が発達したせいか急激に環境が悪化してきたのを感じる


おらの長く住んでた海も凄いぞ
魚も減った、海水も濁った、サンゴも減った、砂も汚くなっただ


人間も自然界の一部だと思うが、最近身勝手な行動が目立ちすぎると思わないか?


今、人間は怖い物質をいろいろ作り、地球上に撒き散らしているだ
再生不可能な状態に近づけているだ、破壊的だ


今まで自然界が引き起こす地震、噴火、山火事、津波、等は地球の呼吸であり、再生の手立てでもあったのだ
6300年前のような地震や火砕流が各地で起きたら被害は地球全体を覆い、人間にも自然にも取り返しのつかない事になるだろう


今の地球はなんと言っても人間が支配しているのじゃ
とても悔しいが人間にはかなわない
自然の叫びを、どのように人間に伝えたらよいだろうかの
我々の最終目的は、その土地に合った自然環境をどう回復再現するかじゃ
何処もこのようにとても美しかったのじゃから
又、旅に出て人間の仲間もいっぱい集め「持続可能な世界」をテーマに相談してくれ
百年後、この国は明治時代初期の人口(3500万人)にまで減るそうだがそれまでは待てないのじゃ
よい返事を待ってるぞ

 

 

 

 

 

  2010年06月03日撮影
流木アート、おらー、長い旅路を経て戻っただ

火砕流の後大雨が降り谷間に落ち川に流され流木となっただ
もちろん大木だったが流される間に、大小の岩にぶつかったり、削られたりで小さくなってしまった
石の間にはさまり何百年も身動きが取れなくなったときは本当に辛かっただ
そして海にたどり着き、浜辺の砂の中に埋もれたり海に漂いプカプカ浮いたり沈んだりを何回も繰り返した
ある日、浜辺で人間に拾われ、他の流木と一緒に一つの形に組み合わされてしまった
とても肌が合わなくギクシャクし不快な思いがしただ
そしてある日、人間の背負った袋の中に閉じ込められこの山に連れてこられただ
その人間は小さい黒い箱を取り出しこちらに向け「カシャッカシャッ」っと音をたてていただ


そこで逢った森の仙人は昔、近隣に立っていた古木たちの合体だった
おらの、この身体もその昔、楽しく話をしていた森の仲間だった事を思い出した
仙人も、おらも、ひとつの身体でありながらこの森で育った仲間たちだっただ


おらー、ほんとうに長い旅路を経て戻っただ 

 

 

 

 

 

 2010年06月03日撮影
流木アート、わしはこの森の主じゃ

6300年前に屋久島の近くで海底火山の大噴火があり屋久島は火砕流で覆い尽くされ
森全体が消滅した
海底火山から噴き上げた溶岩は波をすべるサーフボードのように屋久島の山々を乗り越えた
わしは、花崗岩で出来た自然の洞窟に逃げ込み助かったのじゃ


しばらくして,渡り鳥の糞や海の漂流物や焼け残った種子などによってこの森が再生した後、
何千年もこのままじゃった
この森に人間が立ち入ったのはここ数百年前位の事じゃ
つい最近までは女人禁制で、険しい山なので男もあまり立ち寄る事も無かった


多くの台風も通過し、高温多雨多湿で、冬には2メートルを越す雪も何回も降る
だからこそ春にはこのように極楽のような景色になるのじゃ
ほととぎす、うぐいす、など絶え間無く聞こえる鳥たちの大シンフォニー
北からの風、南からの風、谷から吹き上げる風、山から吹き降りる風、天から舞い降りる風
天候のよい日は目をつむっても快い場所じゃ
これから先、この美しさを保つのは非常に大変な事じゃ

 

 

 

 

 

 2010年06月03日撮影
流木アート、よく帰ってきたな
① 
この森を去ってから何千年になる?
あの時の海底火山の大噴火は凄まじかったな
屋久島全体が破壊され、数多くの仲間が泥や石と共に流木となって海に流されたな
流された流木は屋久島の周りの海を埋め尽くし、屋久島は一回り大きくなった
辛うじて逃げ出せた人たち(縄文人)はその流木に乗り、海の流れに身を任せ大陸に移動したそうだ


「地震の前触れはあっただろうけど、地響きと共に起きた大噴火、そしてなだれ込む火砕流
平和に暮らしていただろう縄文の人たちは、阿鼻叫喚の地獄を見た事だろう」


地球を一周した流木もおるそうな
海中で魚の棲家になった流木もおるそうな
海に浮かんで渡り鳥のゆりかごになった流木もおるそうな
人間に拾われ家になった流木もおるそうな
いろんな話を聞くぞ
お前の話は後で聞く事にしよう
よう帰ってきたな

 

 

 

 

 
⑬ 2010年06月01日撮影
 流木オブジェ、長い旅路
ここに来たのは何百年ぶりだろうか
前に来たときには、褌一丁(ふんどしいっちょう)斧一本(おのいっぽん)かついで
数人の男共が大木の周りに高い櫓(やぐら)を建て、拍子の整った掛け声をかけ合いながら大木を倒していた。
大木が切り出された後には枝などが散乱し、周囲の景色は一変していた
その後来たときは、台風で多くの大木が根こそぎ倒れ、樹幹は谷に落ち根は天を仰いでいた
雷も落ち、数千年生きただろう大木は真っ二つに引き裂きさかれ、無残な姿をしていた
そして今は、登山道の木々の根が踏まれ道はえぐられ水路となり、根は益々さらけ出され樹木は、生き絶え絶えだ
森は昔からいつも、戦場のようだ!
過去の出来事を隠すように静かな森は、苔に覆われている。


流木アート

屋久島の静寂 

 

 

 

 
 ⑫ 2010年06月01日撮影
流木オブジェ、チョコレートの気分
石の上にたたずみ、せせらぎの音に耳を澄ます
ここは山頂付近なので濁流になる事は少ない
湧き水も多く安定した流れだ
こんな場所に身を置くと口の中のチョコレートにでもなりたい気分になる。
流木アート、チョコレートの味

流木オブジェ、美味しい生活 

 

 

 

 

 ⑪ 2010年05月20日撮影
流木オブジェ
自分の写真表現力でどうしても越えることの出来ないジャンルがある
人間の欲望を掻き立てるエロ写真
人間の矛盾を突きつける報道写真
フォトジャーナリスト広河隆一編集の月刊誌DAYS JAPANにはサブタイトルで
「一枚の写真が国家を動かす事もある」と書かれている、さすがだ!
自分の写真を見た後に、世界各地で撮られた報道写真を見るといつも空しさを感ずる
「自分は何をやっているんだ」、と
直接的な表現は出来ないが、間接的に何をどう表現すればよいのか?
心の中に入り込める作品とは?

 

 

 

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金澤 尚

Author:金澤 尚
屋久島の風景と流木アート、流木の鳥、流木オブジェが織り成す世界へようこそ

流木アートギャラリー森のもののけ屋久島
TEL 0997-47-3977
http://ryuboku-art.net/

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